本物のフリーハンドテクニック (フリーハンド技法)とは?

 

ガイド(補助)に頼って描いていく事もいろいろと試していけば良いと思います!

2020年、大きな志村けんの絵を描いてほしい!とファンの方から依頼されたのは、元大工の西さん。

 

私は、西さんからLINEで送ってもらった描く絵の参考にしていく元写真(おそらくネットで拾った画像)をA4サイズで数枚プリントアウトしてあげて、4尺×8尺サイズ(約1200㎜×2400㎜)のアルミ複合版4枚をお世話しただけです。

 

私は、描き上がったこの絵をながめているとなんだか感動してしまって涙が出てきそうになります。

志村けんのファンの方の気持ちと、絵を描いた西さんの気持ちが見事に見事に合わさっている感じがします。

 

もしもこの絵が機械でプリントアウトされた印刷物であったならば感動具合はすごく小さくなってしまうと思います。

 

この絵はサイズが大きくて難易度が高めな絵・・・

私は、西さんがこの絵をどんなふうに描いていったのか?がとても気になって聞きました。

「人物を似せる必要がある絵でしかもサイズが大きい絵を投影機(プロジェクター)とかを持っていない西さんは、どうやって描いていったの? マス割法とかで描いた?」と聞きました。

西さんからの返答は、「マス割はせずにコンベックス(巻き尺)を使って描きました。」という返事でした。

私は更に具体的なやり方を聞いていったのですが、結局、西さんは自分で編み出したコンベックスを使ったオリジナル技法?にフリーハンド要素を加えて見事にこの絵を完成までもっていったのです。 スバラシイ!

 

こんなふうに補助に頼っての絵の描き方にもいろいろとあると思うので、いろいろ試していくのも良い勉強だと思っております。

 

元大工の西さんも最初からこんなふうに描けていたわけではありません。

彼もエアーブラシのパワーで絵心が芽生えていった人のひとりです。

 

 

あなたのエアーブラシテク それで満足?

 

下書きトレース等に頼ってエアーブラシ絵を描いていくことは、

”エアーブラシ塗り絵” ”ガイドアート” にしかすぎないと思います。

「フリーハンド技法で描いてます!」とわざわざ強調していくようなものでもなく、上級テクニックでもないと思っております。型を使ったり下書きトレースを施したの上からの”エアーブラシ塗り絵”は誰もが出来て当たり前な事なんです。

 

 

マスキング・ステンシル(型)に頼らなければ フリーハンド?

 

マスキングに頼らないのがフリーハンド!???

事前に施した下書きトレースとかに頼っているのに・・・。

それらの作品は、予め施した下書きトレース等をガイド(補助)を頼りにした”ガイド技法”。

 

本当は、下書きトレースなどに頼らずに絵を描けていったりするのが”フリーハンド”ではないでしょうか?

 

本当は、元絵資料なんかに頼らずに絵を描けていったりするのが”フリーハンド”ではないでしょうか?

 


”フリーハンド”を強調してカッコよくしていきたいのであれば・・・

ステンシル(型)や下書き等のガイドを頼りにした”エアーブラシ塗り絵” ”ガイドアート” じゃなくて、本物フリーハンドテクニックを得られるように上を目指していけば良いだけだと思います。

 

エアーブラシの特徴を上手く活かしながらガイド(補助)に頼らない作品作りを楽しんでいけば良いだけだと思います

 

 

人物模写がとても面白いし勉強になる!

横に置いた写真をチラチラと見ながらの人物模写は、とても面白くて勉強になっていくと思います。

 

写真を”ガイド(補助)”を見ながらマネして描いていくのですが、

事前に施した下書きトレースラインを”ガイド(補助)”にして描いていくのとは大違いです。

 

 

楽しむほどに上手くなる!

エアーブラシの楽しさを広げてくれている川野氏がUPしたYouTube動画をシェアさせて頂きました。

彼は最初からこんなふうに描けていたわけではありません。

彼もエアーブラシのパワーで絵心が芽生えていった人のひとりです。

 

 

エアーブラシが普及していくほどにこのような上手な模写が出来る人がどんどん増えていくと思います。

人物模写の練習は、エアーブラシテクニックを磨いていくための良い勉強になっていきますし、人の顔の表情がちょっとしたことでも変化していくので、とても楽しく勉強していけると思います。

 

最初の頃は型や下書きトレース等を頼りにした簡単エアーブラシアートだけで満足するかもしれませんが、エアーブラシをやっていくほどにそのような何かを頼りにしたやり方では満足出来ないようになっていきます。

どうせならば自分のオリジナルアートを!と思うようになっていきます。

 

簡単に誰でも出来るような事をして満足してしまうのではなく、難しい部分にも挑んでいき、達成出来た時の喜びを味わってもらい、自分にも出来るんだ!という自信をつけていって下さい!

 

絵をやっていくと、デザインや著作権的な事についてもすごく勉強が出来ていけます。

個人的な練習のための模写であっても、モデルとなっている本人や関わる人たちの迷惑とならないように十分に気を配りながらやっていくことが大切!と思うようになっていきます。

 

人の作品の模写をしているにしか過ぎないのに、「私はアーティスト!」等とは決して言わない方が良いと思います。エアーブラシを使った模写塗り絵で、しかもトレース頼りで絵を描いているにしか過ぎないのに「私はアーティスト!」等と自分から言っていくのか? それとも本物のアーティストを目指していくのか?・・・

趣味としても仕事としても、せっかく絵を描く事をやっていくならば、本物を目指してがんばっていきたい!と思いませんか? 

 

まずは下書きトレース!ではなくて、

まずは、下書きトレースに頼らずに絵が描けていく醍醐味を体験していきましょう!

そうしていけば、誰にでも絵心が芽生えてきますし、鍛えられていくんです!